【3回目の緊急事態宣言】居酒屋は非居酒屋業態へ転換

こんにちは、外食16年生の外食一兵卒です。

今年のGWも緊急事態宣言やまん延防止等重点措置で、自粛モードになってしまいましたね・・・

私自身はGW大忙しでしたが、以前配属されていた居酒屋業態の店舗は休店となってしまいました。

都内店舗は当然休店。

神奈川県の店舗は酒類を提供できなくなってしまい、同じく休店になってしまいました。

私のようにファーストフード業態で働く方も大変ですが、休店させられる方も大変です・・

外食の春よ、早く来い。

2021年3月までの外食動向

日本フードサービス協会から情報を引っ張ります。

http://www.jfnet.or.jp/

2021年3月までの業態別売上です。

1回目の緊急事態宣言が発令された4月は全体的に下がっています。

ファーストフード業態は5月以降ほぼ前年同月90%は確保していますね。

もともとテイクアウトやデリバリーに強みがあるので、店内飲食が出来ないコロナ禍でも数字が獲れています。

一番厳しいのは居酒屋業態。

GoToキャンペーンで10月は盛り返しているものの、通年で厳しい数字です。

コロナ第2波の8月、第3波の11月以降はファミリーレストラン、ディナーレストランが落ち込んでいます。

コロナ以後の外食需要は感染を避ける消費行動、テレワークの増加などの働き方の変化から、「繁華街立地」「店内飲食」「ディナー時間帯」「大人数利用」の業態・店舗から、「郊外立地」「テイクアウト・デリバリー」「ランチタイム」「少人数利用」の業態・店舗にシフトする傾向が見られた。

日本フードサービス協会

2回目の緊急事態宣言が明けた3月の数字があからさま(笑)

居酒屋業態メインの会社の取り組み

ダメージを受けている居酒屋業態がメインの外食企業の取り組みをご紹介します。

ワタミ

2022年3月期中に新規出店を発表しました。

  • フライドチキン店「b.b.qオリーブチキンカフェ」
  • 唐揚げ店「から揚げの天才」
b.b.qオリーブチキンカフェ
1.韓国発のフライドチキン店
2.スペインから取り寄せたエキストラバージンオイル使用

メニューの一部をご紹介します。

チキン1ピースはケンタッキーより、やや高めの設定です。

韓国風のメニューです。

b.b.qはバーベキューの略なのかと思ったら違いました(^-^;

どうやら「Best of the Best Quality」だそうです。

から揚げの天才
1.テリー伊藤さんのブランド
2.からたまが看板メニュー
3.玉子焼きはテリー伊藤さんの実家から

テイクアウトメニューです。

イートインメニューもあります。

定食もあって、からあげ3種類食べられるのはいいですね!

フライドチキン店「b.b.qオリーブチキンカフェ」は80店舗

唐揚げ店「から揚げの天才」は200店舗!!増やしていくそうです。

楽しみですね(^^)/

三光マーケティングフーズ

2021年内に非居酒屋店が20店に拡大するそうです。

  • すし店「まるがまる」
  • 焼肉店「焼肉万里」

「まるがまる」の雰囲気はこんな感じ。

今のところ、横須賀本店と高田馬場店の2店です。

単品もありますが、コースがメインかも。

「焼肉万里」は雰囲気こんな感じ。

メニューの写真を見つけられませんでした・・・

鳥貴族

3月5日の中長期経営目標で新業態の開発が発表されました!

チキンバーガー専門店「TORIKI BURGER」

鳥貴族と同じように全食材を国産で統一するそうです。

価格帯も低価格を目指しており、あのマクドナルドと同水準予定。

2021年8月都内のどこかに1号店を開店とのこと。

このコロナ禍での攻めの姿勢には脱帽です( ゚Д゚)

緊急事態宣言延長と脱居酒屋の課題

5月6日現在、11日までの緊急事態宣言が5月いっぱいまで延長です。

そして6月20日までさらに延長されました。

ますますテイクアウト・デリバリーの需要が伸び、店内飲食が嫌気されてしまいそうです・・

今回は居酒屋業態メイン各社の取り組みを紹介しましたが、課題もあります。

フライドチキンはKFCという王者がいます。

から揚げも競争が激しい分野です。

今後も他社の参入が予想されるファーストフード・テイクアウト・焼肉に目が離せません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!